新年あけましておめでとうございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お客様のお陰で6回目のお正月を迎えることができました。ありがとうございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、本年も石山離宮 五足のくつを何卒よろしくお願いいたします。

2008年、最初の一日がはじまりました。五足のくつのお正月はお屠蘇から始まります。そして雑煮（粕汁仕立てでブリが入っています）、おせち料理と続きます…。今年のお正月はとても寒く、朝から天草ではめずらしく小雪がまいました。敷地内はとても静かで、空気がいつもに増して凛としています。

さて、熊本のお屠蘇は赤酒です。赤酒というのは古くから熊本に伝わる酒で、米を原料に清酒と同じような行程で仕込み、もろみに木灰を投入することで保存性を高めるという日本古来からの製法を受け継いだ酒です。加藤清正の時代には赤酒が庶民の酒として親しまれており、肥後細川藩では赤酒をお国酒として保護し、赤酒以外の酒の製造を禁じ、他藩からの酒の流入も禁じました。　熊本ではお屠蘇もお神酒も赤酒が主流です。また、料理酒としてもおいしく、煮物に赤酒は欠かせません。少し甘いお酒ですが、お客様には天草らしいお正月を感じていただけたようでした。

今年一年がお客様にとってよき年でありますように…