中国・支那から海を渡って明治時代に伝わったという「高浜ぶどう」。
明治時代、天草高浜地区(五足のくつから南へ車で5分ほどの集落)は
ぶどうの木でおおわれた異国情調あふれるロマンチックな土地でした。
その様子は東京から天草へ旅をした五人の詩人による紀行文
『五足の靴』には、こう書かれています。
高浜の町は葡萄でおおわれている、
家ごとに棚がある、
棚なき家は家根にはわす、
それを見て南の海の島らしい感じがした
高浜の海辺の砂地がぶどうの栽培に適しており、
家々の庭先や軒先で栽培されていたようです。
そして時代は流れ、平成3年には 病気や天災により数が減少。
台風17号、19号の被害により、なんとたった1株となってしまいました。
↑「高浜ぶどう」をよみがえらせようと地域の人に挿し木を配布、地区全体で取り組んでいます
たった一株になってしまった「高浜ぶどう」。高浜の人たちは5人の詩人たち「五足の靴」の一行を感動させた天草高浜地区のぶどうを今によみがえらせたいと残った大切な1株のぶどうの木から挿し木をし、少しずつ数を増やし、平成24年、ようやく実をつけることができました。
そして2014年には、高浜ぶどうからワイン60本を醸造することができたのです!
↑平成25年に初めてできた「高浜ぶどう酒 アルメイダ」。先日、五足のくつで世界初披露!?「高浜ぶどう酒」のお披露目会を行いました! 飲みやすいと好評で「また飲みたい!」という声をたくさんいただきました。ご協力いただいたお客様、ありがとうございました!
この高浜ぶどうをわけてもらい、五足のくつでも栽培をはじめました!
まだまだ小さなぶどうの木、
数年後には大きくなってぶどう棚のトンネルができて、
きっと木陰を作ってくれると思います。
実がなるまでに5年ほどかかるそうです。
これから大切に育てて5年後には
このぶどう棚の下でワインを飲みながら夕日を見るのが目標です!
五足のくつのぶどうで造る、オリジナルワイン
夢が広がります!!!
どうぞ五年後の五足のくつにご期待ください!
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