こんにちは!
素敵な絵本「ESOPO」の紹介です。
16世紀の「天草本」をベースにした絵本ができました!
16世紀、キリスト教とともに天草にさまざまな文化がもたらされました。宣教師を養成する学校「コレジヨ(ポルトガル語で学校の意味)」がつくられ、たくさんの人々が学びました。そのうち4人の少年(遣欧少年使節)は、海を越え、ローマにわたり、ローマ法王に接見、8年の歳月を経て日本へさまざまなものを持ち帰りました。そのひとつが「グーテンベルクの活版印刷機」。この印刷機を使い、教材やキリスト教布教のための印刷物「天草本」が29種類、出版されました。
織田信長や豊臣秀吉の時代、天草では出版が行われていたんですよ〜。
当時、ヨーロッパでは出版部数が300〜500といわれていた中で天草では1500部以上が印刷されていたそうです。つまり、世界で最も大規模な出版事業がここ天草で行われていたんです!!! 今でも「平家物語」や「イソップ物語」「羅葡日辞典」など12種類が現存し、イギリスの大英図書館に保管されているそうです。
その天草本のうち「イソップ物語」を題材に天草出身のクリエーターの方たちが創ったのが『ESOPO』です。イソップ物語の作者「イソップ」の生涯を描いた写真絵本。奴隷だったイソップの様々なエピソードが紹介されています。イソップが息子へ書いた教訓はとてもためになります。
粘土造形作家のgajuさんが創ったイソップの人形がかわいい! とっても素敵な絵本です。天草のことがますます大好きになりました。五足のくつのライブラリーにも置いています(もちろん、販売も)。どうぞご覧くださいませ…
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天草に移住して13年。『旅人のように暮らす』をテーマに天草リゾート暮らしを満喫中。世界に誇るリゾート地・天草を知ってもらいたい! 遊びに来てもらいたい! そんな思いを込めて記事を書いています。 仕事は、東シナ海に面した山の上に建つ全室離れ、 露天風呂付きの温泉旅館 『石山離宮 五足のくつ』&『旅館 伊賀屋』の支配人です。
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