「石山離宮 五足のくつ」の浜田です。
少し前のお話です…。
突然母からこんなLINEがきました。
「見て!かわいそうなの!(;_:)」
こちらの写真をご覧いただいて、どんな状況かお分り頂けますでしょうか?
実はこのカメさん。
実家の定置網に迷い込んでしまっていたのですが、
なんと左前足と後ろ右足がない状態だったのです…!!!!!!
すぐさま、上天草市にある水族館「わくわく海中水族館シードーナツ」
に私の母が連絡をし、どういう状態か診てもらうことに(>_<)
すると、
「この足たちはきっと生まれつきではなく、サメか何かにやられてしまっているのでしょう。
でも傷口はしっかり塞がっているので小さいころに傷ついているのかもしれません。」
とのこと。
厳しい海の世界で、サメさんの恐怖にも耐えながら
自身で傷も癒し頑張って生きながらえてながらえていたのかと思うと
いたたまれなくなってきたそうです。
きっと泳ぐことにも疲れていたのでしょう…。
衰弱して元気がなかったようだったので、ひとまず水族館でひきとってもらうことになりました。
実はこんな風に、お魚さんではない海の生き物が定置網に迷い込んでしまうことはたまにあることなのです。
お魚の群れを追いかけて一緒に入ってしまったり、
潮の流れでぷかぷかと一緒に入ってきてしまったり。
小さいころは、イルカが網にかかってしまったと聞きつけて
喜んで沖について行ったこともありました(笑)
ただ、普通の人からすると単に珍しくて面白い話ですが、
漁師さんからすると、とんだ迷惑な話だそうです(笑)
なぜなら、そんなに大きい生き物たちがかかってしまうと、
当然生き物たちは外に出ようと頑張るため、大事な定置網が破損・損傷してしまうこに繋がるからだそうです((+_+))
大きく破損してしまうと、一緒にお魚さんたちも逃げてしまうのでそれは大変なことですよね。
そんな事で、水族館に引き取られたカメさんに会いに行ってきました!
あれから優しい飼育員さんたちのもと元気を取り戻し
今は小さな水槽ですいすい泳いでいるそうです(^^)
ちなみに、、、名前は「カメサブロウ」
名付け親は私の母です…。
水族館の方から「保護してくださった浜田さんたちから名前を付けてあげませんか?」
と依頼があったそうで。
私の実家ではロングコートチワワを飼っておりその子が「たまさぶろう」という名前なので
私の母が親しみを込めて名付けたんだそうです。
が、このカメさん実は女の子だったようでして少しおかしな表示がしてあります(笑)
↑たまさぶろうとのコラボレーション
それにしても、亀はいろんなお話で幸運のシンボルとして語られることがありますが
そんな亀を保護した浜田家。
もしかしたら思いがけない幸せを運んでくれるかも?!
とよこしまな淡い期待を抱いているうちの家族のことは、ここだけの話ということで。
天草にお越しの際は是非、カメサブロウに会いに「わくわく海中水族館シードーナツ」
にも足を運んでみてくださいね(^^)
濱田有希
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