「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」とは
17世紀から19世紀の2世紀以上にわたるキリスト教禁教政策の下で、
ひそかに信仰を伝えた人々の歴史を物語る他に例を見ない証拠です。
長崎と天草地方の潜伏キリシタンが「潜伏」したきっかけや、
信仰の実践と共同体の維持のためにひそかに行った様々な試み、
そして宣教師との接触により転機を迎え、
「潜伏」が終わりを迎えるまでを12の構成資産によって表わしています。

なかでも『崎津集落』は、
禁教期、潜伏キリシタンが何を拝むことによって信仰を実践したのかを示す
4つの集落のうちの一つです。
﨑津集落の潜伏キリシタンは、
大黒天や恵比須神をキリスト教の唯一神であるデウスに、
アワビの貝殻の内側の模様を聖母マリアにそれぞれ見立てるなど、
漁村特有の生活や生業に根差した身近なものを
キリシタンの信心具として代用するということによって
信仰を実践したそうです。

世界に類を見ない歴史を持つ『崎津集落』
その歴史を学ぶには「崎津資料館 みなと屋」がおすすめです。

崎津集落の模型や説明パネルが展示されており、
資料館の方が詳しく説明してくれます。
崎津集落の歴史をわかりやすく教えてくれます。

「みなと屋」の建物も素敵なのです。
古くから崎津にある料亭につくられました。
２階の窓から見える教会も風情たっぷり。

ぜひ崎津集落に来られた際は「みなと屋」に足をお運びください。
世界遺産の崎津集落のことを詳しく教えてくれます！

﨑津資料館みなと屋
☎0969-75-9911
開館時間／9：00～17：00※最終入館16：30まで
休館日／12月30日・31日・1月1日
入館料／無料