さて、天草には各地からこの土地の魅力に惹かれて移住したり、ロングステイをしたりと楽しんでいる人々がたくさんいらっしゃいます。そんな方々と出会い、更に新しい角度から、天草の魅力を感じる瞬間があります。本日は、そんな「天草在住」の人との出会いをスポットしてみます。ある晴れた日曜日、毎月行われているマルシェに足を運んでみました。いろいろな食品や雑貨が連なる中、ひとつのテントに目を止めました。

画家・吉本伊織氏との出会い

そこは、画家さんのブース。しかし、ほぼキャンパスに描いた絵は飾ってありませんでした。マルシェだから、作品よりも商品のしおりや、バッグが置いてありました。なぜ、この地でキャンバスに向かっているのか？そんな質問に、とても明るい言葉使いで、楽しく話しをしてくれる吉本氏。

話を聞けば、夏の期間中、津奈木の美術館で展示されているそうです。ぜひ、もっと多くの作品を天草の地で産み出してもらいたいですね！

Ｕ－３９　ＫＵＭＡＭＯＴＯ
Iori　Yoshimoto　EXHIBITION　”Jorney”
7月18日（土）～9月8日（火）
つなぎ美術館にて
アーティスト・プロフィール
吉本伊織　Iori Yoshimoto
1978年富山県生まれ。
2013年「海ナリ山ナリ」天草在郷美術館（天草）
2014年「黄金町バザール2014」（横浜）
2015年「吉本伊織・石巻展」被災した電話店（石巻）
主な収蔵先は神奈川県立近代美術館がある。

深く独特の光沢を放つ黒。草木、電柱、鉄塔、家屋など郷愁をさそう風景。画家・吉本伊織が日本各地を訪れ描いた風景画や抽象画は、特有の静けさと空気感をもって、私たちの記憶にあるどこかの風景を思いおこさせます。
日本各地を渡り歩く吉本氏は、画家であり旅人であります。天草に来た彼は、今、「天草でシンプルに身をつける」時間だと言っています。
そう思わせる場所が、天草という場所なのでしょう。
吉本伊織
https://m.facebook.com/yizhi.iori?refsrc=https%3A%2F%2Fja-jp.facebook.com%2Fyizhi.iori

吉本氏との出会いで、感じたことがありました。
この天草に旅にいらっしゃるお客様にも、この「シンプル」を感じる場所が天草という場所なのだと、ほんの少しの滞在時間でも感じていただけたらなぁ、と。
吉本氏が、この天草でインスピレーションを得て、創作活動を行っているように、当宿「五足のくつ」では、天草下田にてお客様のインスピレーションの場をご用意しております。

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