やってきたのは商人と宣教師
文化と宗教だけだった~
11月後半の5日間、
ポルトガルやマカオ、フランスから14名の方々が天草へ。
天草各地をまわり、
天草のこれからについてのアドバイスをいただく
『Amacusa南蛮文化交流会』が開催されました。
その初日のレセプションに呼ばれ、
オーナーと私、行ってまいりました!
なんとこのパーティには駐日ポルトガル大使も!
天草とポルトガルとのつながりに大変興味を持たれた大使自らが
「天草へ行きたい!」とおいでになられたのだとか。
そして、その席での大使のスピーチに感銘を受けました。
ポルトガル人が天草へやってきたのは16世紀。
そこから天草とポルトガルの交流の歴史がはじまりました。
当時は大航海時代でポルトガルやオランダなど
ヨーロッパ諸国は世界へ渡り、植民地を造り、
領土を広げていきました。
そのときに最初にかの地に入るのは、兵士。
そして商人、そして宣教師という順番だったそうです。
ただ天草には兵士は来ていない。
商人と宣教師だけ、
進んだヨーロッパの思想や文化がやってきました。
暴力や争いのない交流が行われた地だったのです。
だからあれから450年後の今、
こうやって交流会を開くことができるー
そうおっしゃったのです。
争いや暴力のない関係ー
それは450年間ずっとそうなのです。
天草はヨーロッパと日本が出会った地ー
暴力ではなく、笑顔で交流が行われた地ー
だから、天草の先人たちは素直にヨーロッパの文化を受け入れ、
もともとの文化と融合した
「新しい天草の文化」を造り出していったのではないかと。
テロ、報復、銃、爆撃・・・・
国際ニュースを見ると悲しくなるような言葉が並びます。
兵士を介さない国際交流が行われたら
きっと天草とポルトガルのように世紀を超えても
ずっとずっと仲良くいられる関係が
続くのではないかと考えた夜でした。
*天草へ来られた14名の方々は多方面で世界的に活躍される方々ばかり。そんな方々がおいでになられたのにも大感動です!
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