『天草陶石』とは、白磁の原料となる石のこと。
有田焼や瀬戸焼など、なんと、日本の80%以上の白磁は天草の石を使っているのです!
つまり、普段、何げなく使っている白磁、
きっとそれは天草の石。
日本各地に天草があふれているのです!!!
天草陶石は歴史も古く、江戸時代には、
かの平賀源内が長崎奉行に提出した『陶器工夫書』で
「天下無双の上品」と賞賛されました。
国宝の今右衛門窯や柿右衛門窯も原料として
『天草陶石』を使っていらっしゃいます。
柿右衛門の「赤」は天草陶石ではないと色が表現できないそうです。
天草陶石、世界に誇る天草の宝物です。
天草は原料だけではなく、
もちろん、すばらしい窯元もたくさんございます。
そのなかで、おすすめの窯元をご紹介いたします。
天草の中心部、本渡にある土ものをメインとした窯元さん。
江戸時代から続く歴史ある窯で
現在は五代目・金澤一弘さんが中心となって作陶。
10人ほどのお弟子さんがいらっしゃいます。
“生活空間をより豊かにする日用品としての陶器”
さまざまなサイズのお皿やカップなどが並んでいます。
こちらは天草陶石を使った作品のコーナー。
左端に見える白磁の急須に
金色の釉薬をかけて焼いたのが手前の急須。
白磁にひと手間かけ釉薬を塗ると、
まるで鉄製の急須のように見えます。
お庭の向こうには作陶場。
ここで素敵な器が造られていきます。
スタイリッシュなディスプレイ。器使いの参考になります。
こちらは、好きな丸尾焼のカップでコーヒーが自由に飲めるコーナー。
実際に手にとって使ってこそ、器の良さが分かります。
『丸尾焼』の器、ぜひ天草観光の旅の記念にいかがですか?
おみやげとしてもきっと喜んでいただけると思います。
*****
天草博士のまとめ
五足のくつでも『丸尾焼』さんの作品を使っております。
五足のくつヴィラCのオープンの際には、
“天草”をテーマに洗面シンクの制作をオーダーしました。
天草陶石を低温で焼いた、
タイルのような質感の洗面シンクを造っていただきました。
それがこちらです↓↓↓
低温で焼いたからこそ表現できる
赤や黄色やブルーの色。そして、この質感。
デザインはヴィラCのお部屋ごとにすべて違います。
五足のくつのお客様には、この洗面シンクをとても気に入られ、
ご自宅を新築の際に丸尾焼にオーダーされました。
とっても素敵な新居が完成したそうです。
五足のくつを仲介として天草の窯元さんを知っていただき、
そしてご利用いただけるー。
旅館冥利に尽きます。
*DATA*
丸尾焼
住所)天草市北原町3-10
電話)0969-46-1101
営業時間) 10:00~18:30
定休日)なし
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