ワインが好きなお客様!
天草でしか飲むことのできない貴重なワインです
天草町高浜地区振興会の方々が育てたブドウで作った
貴重な『高浜ワイン』をお楽しみいただけます
さて、この『高浜ワイン』とは、、、
天草下島の西海岸側にある天草市高浜地区。
ここには、明治時代から栽培されるご当地ぶどうがあります。
地元の人に「高浜ぶどう」と呼ばれているこのぶどうは、日本を代表する甲州種。
明治時代に普及した原種に近く、すっきりとした酸味が特長です。
天草町高浜地区でぶどうの栽培が始まったのは、明治12年頃のことです。
水はけのいい砂地の土壌がぶどう栽培に適していたこともあり、
明治の終わりには村の多くの家の軒先を高浜ぶどうの枝葉が覆い、木陰をつくりました。
その頃、明治40年8月に天草を訪れたのが与謝野鉄幹や北原白秋ら「五足の靴」一行です。
九州への旅を記した紀行文「五足の靴」には、当時の様子が記されています。
葡萄に掩(おお)はれて居る
家毎に棚がある
棚なき家は屋根に匍(は)わす
それを見て南の海の島らしい感じがした
(紀行文「五足の靴」より)
軒先ぶどうの風景で、再び旅人を出迎えたい!
明治時代までは、集落のあちらこちらで見られた
“軒先ぶどう”の風景ですが、
戦争や気候変化、病気などの影響でいつしか1本だけなっていました。
そこで高浜地区の住民有志が立ち上がり
2009年にスタートしたのが「高浜ぶどう復活プロジェクト」
若き文豪たちを魅了した往時の風景をよみがえらせようと、
樹齢60年を超える木を原木として挿し木で苗を増やし、
“葡萄棚のある風景”の復活に取り組んでいます。
川沿いの家や、山付きの畑、海の家の軒先など、
あちこちに点在するぶどう棚での収穫作業。
2019年は約600kgを収穫しました。
そして2か月の醸造を経て
白ワイン330本、スパークリングワイン94本ができました。
市場に出回ることのない貴重な『高浜ワイン』
全国から天草へお出でになられるお客様に楽しんでいただければと
五足のくつに特別にわけていただきました。
この『高浜ワイン』をお楽しみいただける貴重な機会です。
2020年2月、3月の週末に天草下田温泉の旅館『五足のくつ』へお越しのお客様に
高浜ワインをグラスでお出しいたします。
天草下田温泉旅館『五足のくつ』で温泉を楽しんだあとに高浜ワインでカンパイ!
ぜひ100%天草産の『高浜ワイン』をお楽しみくださいませ。
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