天草町下田北出身の生粋の天草っ子です!
実家は代々続く漁師で、現在は父が獲ってきたお魚をつかって母が居酒屋も営業しており
小さなころから天草の海の幸と観光に触れながら育ちました☆
そんな環境のためか、将来は観光業に就きたい!と学生時代に思いたち、
観光事業に貢献するためのフックになればと思い上京し、
長年ブライダル業に携わっておりました。
しかし… おいしい海の幸と気持ちのいい温泉が恋しくて恋しくて…。
どうしても天草で暮らしたかった私は仕事を辞め帰郷。
そしてなんと地元の漁師さんとご縁あって結婚することに!!
なんとも恵まれた環境に落ち着くことになりました♪
そんな私からは、新鮮な天草の海の幸の旬な情報や漁について、
また地元民ならではの観光情報などを発信していきたいと思います!
ということで第一弾は…「天草の漁師」について少しご紹介したいと思います(^^)
天草の主な漁法は「定置網漁」です。私の実家も主人の乗っている船も定置網漁♪
(ちなみに実家は自営の漁師ですが、主人は大型漁船に乗ってます)
↑この、「垣綱」一般的に「みち網」と呼ばれるところを通ってお魚さんたちは「運動場」に誘い込まれます…。
なんだか楽しそうなネーミングですが…、お魚さんたちにとってはもってのほか!(笑)
そこからあれれ?と迷ううちに「箱網」という部分に入ってしまい出られなくなるという仕組み。
これは「大敷網」という定置網漁のなかでも伝統的な漁法で、
私の主人が乗っている船は県内でも大規模と言われている定置網漁船なのですが、
ブリやヤズが2000本近く獲れるような大きなしかけの漁法です!
大きい網なので、これを海から引き揚げてお魚さんたちを追いこんでいく作業は、
男の人たちが数人がかりでやっとの思いで作業しています!
そんな姿を小さいころから見ていた私は、スーパーで並んでいる魚を見てもその姿を思い出します…。
↑ヤズが獲れたときの一コマ。
こんな風に船のなかに大きな水槽のようないけすがあり、
網からあげられたお魚たちはどんどんいけすの中に投げ入れられます…。
↑沖から帰ってきて、港に到着した時の様子
大きい船のクレーンをつかって陸に水揚げします。
しかし、、、大きいからこそどこか一つでも網目が破れたりしていると、一大事!
私の父や祖父も「はこあみん、破れとっけんどがんもならんもん(箱網に破れがあるから、大変だ)」と、
急な大しけの後はよくぼやいてました((+_+))
私の主人がいつも
「楽しく仕事したいとかじゃなか。自分たちが魚ばとらんば、
おいしか刺身ば食べたかっていうて天草に来らす人たちが
悲しか思いばするもね。そいけん、食べてくれらす人が
笑顔になるようにって思いながら漁ばすっと。」と言っています。
そんなアツい思いで魚をとってきてくれる漁師さんたちには頭があがりません!
スーパーでは当たり前のように切り身になって並んでいるお魚たちを見ると
そんなことは忘れがちですが、
お魚さんたちにだけでなく漁師さんたちにも感謝をし、
「いただきます」と言わなきゃいけないなと、思う今日この頃です。
アツい男漁師さんたちが集う天草。
そんな目線で港町をドライブするのもおススメですよ☆
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濱田有希
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