祭りの見ものは、4月19日と20日にある「ハイヤ総踊り」。大漁旗はためく牛深の町をビートのきいた心地よりリズムに合わせて老若男女延べ5,500人が踊ります。全国からたくさんのハイヤファンが訪れ、五足のくつのお客様の中にも「牛深ハイヤ祭りが見たいから」と半年前にご予約をいただいた方もいらっしゃるほど人気のお祭りです。

祭りの舞台である牛深は、天草最南端に位置し、熊本県下最大の漁業基地であり、古くから天然の良港として知られた港町です。ここに出入りする船は大阪から雑貨などを積んで瀬戸内海、玄界灘を横切り、鹿児島へ向かう下り船と、逆に鹿児島からかつお節などの海産物を積みこんで薩摩半島を周り東シナ海を北上する上り船です。港入りした帆船は積み荷の一部を船問屋に売り、その土地の海産物を積みこみ、次の寄港地に向かいます。牛深ハイヤ節は、風待ちのために訪れる船乗りたちの酒盛りの歌がはじまりと聞いています。

♪「ハイヤ　ハイヤで今朝出た船はどこの港にサーマいれたやらエー」♪♪♪

4月18日〜20日に天草にお出での際はぜひ「牛深ハイヤ祭り」をお楽しみくださいませ。南の島・天草らしいにぎやかなお祭りです！！